中高年の転職では柔軟な姿勢が鍵になる!

若い世代に比べると転職活動がスムーズにいかなくなるのは、看護師にも当てはまることです。そのため、ミドル世代が転職活動を成功させるためには、職場選びとともに、新たな職場にいち早く馴染めるかどうかもポイントになります。せっかく転職できても、新しい職場に馴染むことができなければ、長くそこで働き続けることは難しくなります。病院やクリニックは、それぞれに雰囲気や方針、看護の流れが異なっているので、新たな職場に転職したら、そこのやり方をできるだけ早く覚えられるように努力しなければなりません。

とはいえ、ベテランと呼ばれる看護師は、今まで培ってきた経験や実績、仕事への慣れなどから、新たな職場に馴染めないということはよくあるようです。なぜなら、今までのやり方を変えなければならなくなると、プライドや実績を否定されるように感じてしまうからです。しかし、自分流の仕事のやり方にこだわりすぎると、転職先でチームの和を乱すことにもなりかねないので、そこは初心に返って、転職先の仕事のやり方を尊重する姿勢を示すことが重要です。もしも、自分のやり方をすぐさま変えられる自身がないという場合は、中途採用者にも研修制度を設けていたり、仕事の相談窓口がある職場を選ぶことをおすすめします。

豊かな経験があるということは看護師にとって素晴らしい武器になりますが、ときにはそれが足かせになってしまうこともあります。特に中高年の転職においては、経験が転職先でのトラブルになるケースもたまにあるので、十分に気をつけるようにしましょう。